輸血部医師は、血液内科外来で、主に血友病を含む血液凝固異常症、HIV感染症(エイズ)の診療を行っています。詳細は、それぞれのリンク先を参照して下さい。
血液が固まる仕組み
傷口や打撲などで出血した際に、人体において血液が固まることを止血といいます。
- 凝固因子とは、止血の仕組みの中で血小板と共に作用し、しっかりとした血塊(血餅(けっぺい)、または凝固血栓)をつくるもので、血液の血漿に含まれる蛋白質です。十数種類あります。
- 凝固には、血管外の組織因子が血管内にある凝固第Ⅶ因子を活性化して始まる外因系凝固と、血管内の凝固因子の活性化から始まる内因系凝固があります。この二つの反応ルートは途中で合流(共通系)してフィブリンが形成され、最終的に凝固血栓を作ります。
【凝固のしくみ】